延岡名物 高田万十

みっちゃん1

先日娘の高校の文化祭にいってきました!
この季節柄・・・たいへんお暑い中・・・暗幕で締め切った体育館の中・・・ぎゅうぎゅうに詰め込まれた人人人・・・。
ほんの二日間とも一時間ほど見ただけの参加だったのですが、帰ってから仕事をいつも通りする訳なのですが、全く汗をかきません・・・。
毎日西日を浴びながら鉄板の前でサウナ状態で一日を過ごすんです。
Tシャツは何度も着替えます。夕方洗濯してまた翌日の着替えに使います。
汗っかきです・・・。着替えたそばから洗濯したてのシャツが汗で湿っていく僕です。
「おかしい!なんかおかしい!」
水分を取ると、そのまま汗となりすぐシャツを濡らす僕が、水を飲んでも汗をかきません!
なんとオシッコも貯まりません!
「おかしい・・・なんかおかしい・・・」
家に帰ってからはご飯とお風呂以外ズーッと横になって過ごした数日でした。
元々風邪気味だった体調も、咳が止まらず喘息みたいに咳が出ます。体が弱っています・・・。どうした俺?45歳はこんな体力しか無いのか・・・。
体調絶不調の今日この頃皆さんいかがお過ごしですか・・・。

話は戻りまして、文化祭凄かったです!生徒はもちろん、先生・事務員さんまで全員で盛り上がろうという気持ちがピッタリ一つになっていました。
オープニングの校長・教頭・事務長の『中年3人組』といいましたが・・・「壮年だろ!もしくは老年!」と心の中で突っ込んだのは公然の秘密であります。
その中年3人組の誘導灯のダンスも素晴らしく、照れること無く本気で踊るすばらしさ・・・。
司会の男の子達もお笑いタレント並みのトークで会場を沸かせます。ダンスに歌に太鼓に吹奏楽、どれもレベルの高い仕上がりとなっていて圧巻の一言でした。

僕の時代には・・・例えば部活は本気で混じりっけなしの本気でやるのですが、クラス対抗球技大会ではバレーであれば、バレー部は本気でやらない。サッカーならサッカー部は本気で蹴らない・・・みたいな専門でやっていることを部活以外で本気でやるのは”恥ずかしい”というような風潮があった気がします。
文化祭もしかり、ダンスを習っている・自分でダンスを練習している人が文化祭で踊ってみせるのは恥ずかしいみたいな空気がありました。
友達のバンド演奏もどこか照れながら、スマして演奏しています。見ているこちらも、盛り上がり切らないみたいな歯がゆさが当たり前だった時代でした。

今は違うみたいです!・・・いやこの高校の伝統がそうなのか、盛り上げる方も乗せられる方も、『全力で楽しもう!』という気持ちがぶつかり合っているちょっと初めての光景でビックリしながらも
「俺たちの時の司会だれだったっけ・・・」
と頭の中は約30年前にタイムスリップしていました。
思い出しました。僕たちの高校時代の文化祭の司会は『K松のみっちゃん』でした!
僕の人生の中で恐らく最も変わった人NO1に輝く伝説の人物です。

ちょっとみっちゃんの話を紹介していこうかと思います。
修学旅行の話なのですが、四泊五日だったか五泊六日だったか忘れましたが・・・とにかく毎日事件を起こしてくれたみっちゃんでした。

初日、すっかり忘れているのですが・・・どこか富士山に登ったのかな・・・確か登ったはずです。その近くの大きな湖の近くのホテルに泊まったのですが、その湖の周りにはホテルがたくさん建っていて、僕たち以外にもたくさんの修学旅行生がウロウロとしていました。
僕たちの宿泊するホテルの横にも似たようなホテルが建っており
『歓迎 ○○女子校ご一同様』
の看板が立っていました。
「隣のホテルは女子校が泊まっちょるぞ!」「うぉ~!」
声をかける勇気も無いくせに、男子クラスだった僕たちのバスは女子校の文字に歓声を上げました。

振り分けられた部屋に荷物を置き窓を覗くと・・・隣のホテルの窓ガラスに○○女子校の皆さんの姿が見えます!
「女子高生が見えるぞ!」「うぉ~!」
そもそも延岡西校も男女共学ですから毎日女子高生は見ているのですが・・・旅は目に映るものを新鮮に見せてくれるのです。

「トランプせんけ?」
ひときは声の大きい僕が代表して隣のホテルの窓に見える女子校生に声をかけます

隣と言っても大型バスが止まる駐車場をはさんでおおよそ30メートルくらいは離れています。
「いっしょにトランプしない?」
僕の必死のラブコールになにやら気づいた様子です!
『シャッ!』カーテンを閉めるという意思表示です・・・。
その隣!その隣!
「遊びにいっていいけ?」「一緒に遊ぼうや!」
僕の声に気づいた隣の部屋のクラスメートも大声を出します。
『シャッ!』『シャッ!』『シャッ!』『シャッ!』『シャッ!』
窓という窓のカーテンが一斉に閉まっていきます。
トランプする!と言われても、遊ぶ!って言われても、どうしていいか分からないから困るのは自分達なのですが、『旅の恥はかきすて・・・』ナンパ失敗も面白い思い出です。

残念だな・・・と思いながら窓を一つずつ見ていると、一つだけカーテンの閉まっていない部屋が!
時間はもう7時をとっくにすぎてあたりも暗くなってきていました。
その薄暗いなか・・・どうやら手を振っている人影が見えます!
「だれか手を振りよるぞ!」「うぉ~!」
目をこらすけど暗さと遠さで見えません。・・・ただちょっと大柄な影に目に映ります。
「誰が双眼鏡!誰かもっちょらんか?」
聞いて見るものです!小さいオペラグラスを持ってきているヤツが!
早速奪い取って覗いて見ると・・・確かに誰かが手を振っています!
電気を付けていないのでうっすらとシルエットが見えるだけなのですが・・・確かに手を振っています!
やせ形でないシルエット・・・ん?ぽっちゃり・・・ずいぶんなぽっちゃり。・・・いやぽっちゃりというよりガッシリとしたシルエットです。うん女子プロレスラー並のガッシリとしたシルエットです。
髪型はショートに見えます。・・・ベリーショートな・・・パーマかけてる?おばパーマ?
『どんな女子校生だ・・・?』
別の意味で興味津々でオペラグラスにかぶりついていると、シルエットの女子校生が一瞬いなくなります。
パッと部屋の電気がつきました。女子校生は電気を付けに奥に入っていったみたいです。
どんな子が顔を見せるのか・・・ドキドキして待っていると
身長175センチくらい体重80キロ位、クルックルのパンチパーマみたいな癖毛のオールバック。みっちゃんが部屋から顔を見せました!
「え~!」「え~!」「え~!」「え~!」「え~!」
こちらの窓の上下左右から驚きの声と笑いが巻き起こります。
「みっちゃんそこで何しよんけ?」
オペラグラスの中のみっちゃんは耳に手をあてて聞き逃さないようにしながら、音の伝達には時間がかかることを実証しながらウンウンうなずき
「声かけよるのに無視するから頭にきてよ!文句言いにこっちに来たら鍵があいちょったわ!ワハハハハハハハッ!」
笑い事じゃないやろ!
「みっちゃん!早よ帰ってきね!見つかったらヤバイやろ!」
初日で不法侵入で事件発生、修学旅行は中止!なんてのは嫌です!
『中継先のK松さん!』と呼びたくなるくらいのタイムラグをウンウンうなずきながら
「わかったもう帰るわ!」
とみっちゃんは奥に消えます。2秒もせず
「高ちゃん~(僕)!」
一瞬はずした視線を戻すと
「高ちゃん!見てん!ブラジャー!ワハハハハハハハッ!」
今仕留めた獲物を高々と掲げるハンターのようにブラジャーを掲げながら僕を呼びます・・・。
「みっちゃん!帰ってきね~(怒)」

つづく・・・