延岡名物 高田万十

反省だけなら猿でも出来る


先日のことです、テレビ大分がドライブ特集(だったかな?)で延岡にくるので取材をしたいとの申し出がありました。
「…お金はかかりますか?」
みっともないのですが、これは聞かねばなりません!
『広告代』『取材費』を後に請求されたことがあるとのことで(お袋談)、取材=お金かかりますか?(同音異義語)で聞くようにしています。
「ハハッ!安心してください!お金はいただきませんから」
「よろしくお願いいたします。!」
ここで初めて二つ返事で了承させていただきました。
よかった…今年はテレビの取材が来てくれた!
実に一年ぶりに取材の申し込みがありました。
昨年は一件も雑誌・ラジオ・テレビ等々の取材申し込みがなかったんです。
…なくて当たり前なのでしょうが…やっぱり、こんな古くてしょぼい店でもまだ何かしら引っ掛かるところがあるのかしら?まだ見捨てられてないのかしら?と安心というかホッとした気持ちになります。
さぁこうしちゃいられません!
もちろんテレビがくるんです!ものすごく緊張もするのですが、なにより掃除です!
床を掃いて、モップで拭いて、窓も磨いて、作業場も床をブラシして!焼き台回りもそうじして!
ん!毎日やってることなのに…なんで汚い?
窓は磨いても磨いてもなんか水の跡がうっすら光に照らし出されます。
焼き場の床もブラシすればブラシするぼど、コンクリートの表面がボロボロと剥げてきます。
飲食スペースの床もモップでこすればこするほど、床のビニールのカーペット(?)がボロボロとはがれてきます…。
もうやめた!
そもそもが古いのできれいにならん!
やるだけ無駄じゃない…。

でもこんな汚い店でも飲食店です…。精一杯きれいにしようと毎日お掃除もがんばります…。
とこころで、先日Facebookで投稿した尾っぽの長い白と灰色の小鳥「ハクセキレイ」。
毎日お店に遊びに来ていました。…いや毎日何度も・・・多いときは20回以上やってきてこっちをジーっと見つめて…何か言いたげな顔で僕の顔を見つめ首をかしげます。
僕がたい焼きを焼くのに夢中になって気づかないと
「チュチュチュチュン!…チュチュチュチュン!」
と鳴いて僕を呼びます。
可愛いんです!
チッチちゃんは…あっこの小鳥の名前です。実はチッチちゃんは左足がないんです。元々ないのか、何かしら自然の厳しさでケガをしたのか分かりませんが、それでも元気に走り・飛び回るチッチちゃんが・・・なんともかわいいんです。
そして可愛いチッチちゃんは縄張り意識がとても強いみたいで、後ろからついてくるピッピちゃん…あっ、いつもチッチちゃんの後ろから食べ物をとるライバルのハクセキレイです。
そのピッピちゃんを鬼のような小走りで追い払ったりします。
そして頭のいいチッチちゃんは、たまに縄張りを荒らしに来る、アジャ…あっ、同じハクセキレイなのですがチッチちゃんより二回り以上大きな体の鳥です。
アジャが来ると、賢いピッピちゃんは足を引きずり
「私は足が悪いから抵抗しません…どうぞお好きに…縄張りをご堪能ください!」
と身を引きます。

そんな話を、近所に住んでいる後輩にすると
「…先輩、まさかエサとかあげてるんじゃないですか?」
後輩のくせに厳しい口調に『ドキッ!』としていると
「先輩、ハトや野良猫にエサだけあげてるひとがいるじゃないですが…あれってものすごく無責任でしょ。ハトの糞で道が汚れる、洗濯物も干せない。大事な車やバイクに猫が糞尿をする…。困っている人はたくさんいます。…先輩も家に庭に猫が糞をするってこまってたじゃないですが?」
『ドキドキッ!』
そうでした…毎日毎日お庭の猫糞を処理するのが苦痛で苦痛でたまらなかった日がありました…自分の飼い猫ならまだしも(飼っていませんが)どこの誰ともわからない野良猫のトイレと化した庭に怒りを感じた日がありました。

「先輩に向かって十年早いわ!」

と言ってみたものの…後輩のいう事が100%正しいんです…。
反省します…。