加速装置

「最近更新サボってますね！」
本日二人のお客さんにご指摘をいただきました･･･
そういえば･･･そうかしら。
別にサボっているわけでは無いのですが･･･歳なんですかね･･･夜にパソコン立ち上げようとして待ってる間にフローリングのひんやりした床にゴロンと寝そべると･･･そのままウトウトしてしまう日が多くなりました。
夏の疲れが出たのかしら･･･？
それとも小学生の時のあだ名の『クマ』が現すように冬眠の準備を知らず知らずに体が求めているのかしら？
ちなみにヒグマは全速力で走ると時速50キロ～60キロのスピードを出せるそうです。それでいて持久力も半端なく、カモシカなんかも走って追いかけて仕留める映像をテレビで見たことがあります。
･･･その姿が怒って誰かを追いかける僕の姿に似ているとか似ていないとか･･･そんな理由と毛深さで『くま』のあだ名をつけらたことがありました･･･。

そうそう！それに我が娘が所属する『西階中学校　吹奏楽部』が今年もマーチングコンクール九州大会に出場することが決まりました！
その夜間練習を見に行くからかな･･･家に帰ると
「飯！風呂！洗濯！寝ろ！」
のサイボーグ００９バリの加速装置を発動しないと一日が終了しない事も理由の一つかもしれません･･･
大変申し上げにくく、図々しいんじゃないかな･･･とも思いますが･･･つきましては『マーチングコンクール九州大会出場』に際してのご寄付をお願いしたいと店頭に募金箱を設置したいと考えております。ひとつみなさまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

しかし･･･色々更新をサボる理由にはならないものばかりです･･･。
あーん･･･もう！本当は分かっているのです！悔しくて認めたくも無いのですが･･･文章を書くのにどこか躊躇いを感じるようになったある出来事があったことをココに告白したいと思います･･･。

ぼくも文章を書くのが好きなんです。
書きながら
「いつか･･･どんな形でも良いから一冊本を出してみたい･･･」
という密かな野望の炎が心にブスブスとくすぶっているのは公然の秘密なんです。
過去、小説・童話・絵本・イラスト等々出版社のコンテストに応募してみたこと数十回･･･どれも予選落ちの悲しい事実が、
「そんな俺レベルの文章・イラストで出版なんておこがましい！現実を見ろ！現実を！」と自分に言い聞かせてきたこの二十年･･･諦めていると口ではいっても、心の奥にどす黒く赤く燃える灰の中の燠火のようにくすぶっているのです。

そんな折り、友人の古川久師氏がそれこそ二十数年という長きにわたり暖め続けていたテーマを元にかいた歴史小説「延陵伝」を書籍として出版したというのです！

悔しい～！その出来映えたるや･･･本格歴史小説でアリながら、剣豪物・幕末物としても大変読み応えのある内容に仕上がっているのです悔しい。

本として出版する前にコピー用紙にプリントした物を読ませていただきました･･･。
それが面白かったのなんの悔しい。

男だったら誰もが、幕末の英雄に憧れる気持ちがあるのわかるでしょ！
坂本龍馬のように夢を追いかけたい！高杉晋作のように美しく散りたい！土方歳三のように戦いたい！
そんな幕末の英雄達のドラマに僕らの町『延岡』出身者がいたことを知っていますか？
全部はかけませんがいたんです！
お城の直ぐした南町の豆腐屋の跡取り坊主！
商人の子供が幕末の英雄に？
いたんです！文武にすぐれて、行動力も兼ね備えて、もし万が一延岡に残っていたなら恐らく「長州」「薩摩」に肩を並べて延岡も歴史の大舞台にその名を連ねていたと断言できます悔しい。
あー悔しい。悔しいけど面白いんです。
同じ素人の書き手として、同級生として、友達として、全部ひっくるめて悔しいけど面白い作品です。
しかも延岡市民のほとんどがそんな英雄のことを知らなかったことも驚きです。
着眼点も素晴らしい悔しい。
あー悔しい！羨ましい！羨まし悔しい！
「よし！おれも長編大作スペクタクル巨編なウルトラ素晴らしいスーパーなミラクル作品を書く！」
･･･書けないんです。そんなの書けない･･･。だって思いつかないんだもの！僕の頭の中にスペクタクル巨編は入ってないんだもの！
僕が書けるのは、お袋の悪口と日々の愚痴とかそんな塵芥の類いのもの･･･
身の丈にあった背伸びしない文章をサボらないで書いていきます･･･。