延岡名物 高田万十

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天下ご免の向こう傷

   

天下ご免の向こう傷

まずは最初にお詫び申し上げます。
台風接近にともない、わかりもしないのに四六時中天気図を睨み付けている我が家の『お天気おばさん』ことお袋は、荒れ狂う風神のように荒ぶっております。
しかも夏休みにもなり、帰省されたお客さん・学生さん等々たくさんのお客さんのご来店もあり大変忙しくさせていただいております。ありがとうございます。
ありがとうございますなのですが・・・、親父はレジや接客が出来ないのでアン炊き場に籠もってしまいでてきません・・・。
ちょっと出てきて、ゴソゴソと仕事したりもするのですが・・・お客さんが並んでくるといつの間にかいなくなってしまい気づくとお袋と二人でバタバタとタイ焼きにカキ氷にと忙しくなります。
忙しくなると・・・僕にブツブツ嫌味を言うのは良いんですが、接客態度が悪くなったりレジの計算違いが多くなったり、同時に数人のお客さんに聞いて覚えられなくて何度も何度も何度も注文を聞き直したりします。

その台風接近の荒ぶりと、忙しくて態度が悪いが同時に出てしまうことがあるやもしれません・・・あらかじめお詫び申し上げておきます。

何度も何度も何度も注意をするのですが、年齢も年齢なのかどうしても直らないようです・・・。
お客様におかれましては、接客態度・サービスに不満があるかもしれません・・・誠に申し訳ありません。

先日からはじめましたカキ氷も
「白熊はいつから?」「白熊まだやってないと?」「白熊今年はおそいじゃんけ」
等々お問い合わせもたくさんいただきました。
チラシもメニューも作ってレジ横に準備しているのですが・・・
「私しゃ反対!まだせんでいいが!」
と抵抗する者約一名・・・

ですがもうすぐ8月になってしまいます。
お待たせいたしました!夏の名物『フルーツ白熊』はじまります!そのつもりです!・・・かもしれません?

ところで・・・
「私の悪口ばっかり書かないで、自分の事書いたらいいのに!あんたはケガばっかりしよったからそのこと書きね(怒)」
とお袋にいつも言われるので、僕のケガの話を少し・・・。
子供の頃確かに僕はケガばっかりしていました。
小学校一年の時・・・(覚えている方いらっしゃるかしら?)城山には猿山があったんです!
その横に20円だったかな?ゴーカートのコースがあって、その横にアスレチックみたいな大きな遊具がありました。
高い高い塔を中心に、チェーンの吊り橋、雲梯、パイプで出来たトンネル。
一周グルッと回れるんですね!
「そんなに急いで周りよったらバターになるが!」
と親父が心配するほど夢中で登ったり降りたり渡ったり潜ったりグルグルグルグル走り回ります。
その中でも一番のお気に入り!塔に登ります。塔の下の穴から中に入るとロケットの中に入っていくかのように真っ暗な中をはしごを使って登っていきます。
頂上まで来るとパイプで囲われた鳥かごのような空間になっていてとっても気持ちが良いんです。
その鳥かごから下の吊り橋までゆっくりと下っていけるパイプのトンネルがつながっています。
そのトンネルを頭を低く身をかがめながら降りていきます。
下の吊り橋について振り返ってみると、高い塔がそびえ立って見えます。
「パイプのトンネルに外側からぶら下がって、雲梯みたいに登っていけないかしら!」
頭の中のお馬鹿な悪魔が閃きます!
チョット待てと!雲梯は確かに得意でした!テナガザルのようにビローン・ビローンと渡っていくのですが・・・さすがに登りは無理だろ!
人気テレビ番組『Sasuke』のSasukeオールスターズ長野 誠氏でも無理でしょ!
今ならそれがどんなに無謀なことかと分かります。
馬鹿な小学生の僕は、悪魔のささやきにまんまと乗ってしまいました。
吊り橋の柵を乗り越え身をよじって、パイプのトンネルの下にぶら下がります。
「行ける!なんだか今日行けそうな気がする!(by天津木村)」
高々とそびえ立つ塔のてっぺんに今にも手が届きそうに感じます!
「行くぞ!」
体を振り子のように揺らし、勢いを付けて片手を離します。
体を支える持ち手よりも高いパイプに手を伸ばします・・・が届きません・・・。
振り子運動です・・・勢いを付けた分だけいつもより勢いよく体が戻ります。顔が真下を向くほど勢いがついていました。
子供の握力では支えきれませんでした・・・。頭から2メートルほど下の地面に落ちていきます。咄嗟に右手をついて頭から地面に直撃することは避けられましたが・・・『ポキ』枯れた小枝が折れるような乾いた音が耳から出なく体の中から聞こえました。
激痛でしたが、グッと全身に力を入れて力むことで痛みを耐えていると・・・
「どんげしたっか・・・?ヒック!見せてみよ!・・・ヒック!」
ちょうど花見のシーズンでした。花見をしていた酔っ払いがおもしろがって近寄ってきました。
「あーん・・・心配すんな!折れちょらんわ!つば付けちょったら直るわ!」
と適当なこと言いながら
「引っ張ったらなおるが!」
ともう一人おもしろがって近寄ってきた酔っ払いがおもむろに僕の手をグイッ!グイッ!と力任せに引っ張りました。
『グリッ!』
と嫌な音が再び体の中から聞こえると、今度は我慢できないほどの激痛が腕全体に広がります!
「ギャー!」
あまりの痛みに叫び声を上げると、酔っ払い達は消えるようにいなくなりました。
結局手首の近くで二本ある腕の骨どちらもポッキリと折れていました。

もう二度と馬鹿な挑戦はしないと心に固く誓ったのもつかの間・・・、骨折が直って何ヶ月も開け無かったと思います・・・。
今度は自転車に乗りながら
「目をつぶって運転したらどこまで行けるだろう・・・」
再び頭の中のお馬鹿な悪魔が閃きます!
場所はセブンイレブン延岡駅前店の前の歩道・・・今から40年近く前の当時は高田万十の和洋菓子店「みかさ堂」と「美味しい居酒屋 喜多八」がならんでお店を構えていました。みかさ堂の前に自転車を構え・・・精神統一します・・・。
「行ける!なんだか今日行けそうな気がする!(by天津木村)」
目をつぶったままペダルを漕ぎチャレンジスタート!
「行ける!行ける!行ける!いけガンッ!」
目をつぶって真っ暗な眼前に星が弾けます!
目を開けてるのか?閉じているのか?目の前に星が回っています・・・。
星のキラキラが収まり気がつくと『喜多八』の大きな看板のま前に座り込んでいました。目の下を2センチほど切っていました。
それからも少年ソフトボールチームで練習中金属バットで鼻を潰されたり、雨の降る日に今は少なくなった銭湯(和田湯)に入りに行く途中ビルのカラー舗装に滑ってしまい膝を7針縫うケガをしたり、「夜のヒットスタジオ」に初登場した一世風靡セピアの振り付けに衝撃を受け、テレビでバック転を決める哀川翔につられ出来もしないバック転を敢行しテーブルで頭を切り4針縫うことに・・・。
今なおお袋が回想し呆れるほど、ケガばっかりしていた少年時代でした・・・。

さすがにもう40を超え数年が経ちすっかり落ち着いているかというと・・・そうでも無いようなんです・・・。
僕は原付スクーターで通勤するのですが、市民体育館前のたんぼ道を通勤路で良く通ります。
真っ直ぐな一本みちなんです・・・。
「もし目をつぶって運転したらどこまで行けるだろう・・・」
どこからともなく昔懐かしくも迷惑な馬鹿な悪魔が囁きます・・・
「危ない危ない!(by 福田和子)」
気をつけないと未だに変なコトしそうで恐いんです・・・。
『三つ子の魂100まで』は本当の話です。

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