延岡名物 高田万十

*

商人の星

   


前回の投稿ではたくさんのご意見・アドバイス・アイデアをいただきまして誠にありがとうございました。
一人では考え付きもしなかった事などもお教えいただきました。みなさんの善意に感謝感謝の気持ちでいっぱいであります。
また商売における諸先輩方からは厳しく叱咤激励をいただき誠に感謝に堪えません。
遠くは宮崎から
『がんばらんか!そんげなことは自分で判断せんか!』
近くは本当にご近所さんから
『しっかりやらんか!プロやっちゃからいちいち人に言わん!」
飲み仲間の先輩から
『ぴしゃっとせんか!いちいち困った困ったをホームページにあげるな!』
たくさんのお叱りありがとうございました。
「プロなんだからな!一人前の商売人にならんか!親父は泣いちょる!」
おっしゃる事いちいちごもっともで、深く深く海よりも深ーく反省しております。

そこで再び自らの足りない頭で熟考してみたのですが、やはり戦力が僕一人ということで…国産・輸入物を値段を分けて販売する、豆以外のあんこをつくる(芋・栗など)等のアイデアは一旦外させていただこうと考えました。あんこを作るのはおおよそ4時間~5時間かかります。毎日12時間勤務の僕には体力的に無理があると判断させてもらいました。
そこで現実的に『値段をあげる』と『北海道産以外のものを使う』の二択で考えることにしました。
まず値段をあげる事を考えたのですが、今度の値上がりからすると一個240円から250円になると思います。
うーん…高いでしょ…。
やっぱりたい焼きは庶民の味ですもんね…
お客さんに店先で聞いた時も
「150円が限度かな…それ以上ならよう買わんわ…」
僕もそうだと思います。
でも上げないと売るたびに僕がやせ細っていきます…(それはそれでいいのかもしれませんが…)

残るは『北海道産以外のものを使う』なのですが、前回も書かせていただきましたが問屋さんは
「輸入物といってももちろん品質は最高のモノをご準備させていただくとお約束いたします」
と胸を張っておっしゃっておりましたので、そこは長いお付き合いのある問屋さん信用しようと思います。
しかしながら…あえてしかしながら、もう一歩踏み込んで熟考してみると…
『地産地消』延岡産あるいは宮崎産の小豆・テボはないかしら?

以前友達の苗・種もの屋さんから
「地産地消で延岡産の小豆作ってみたら!地産地消流行っているし、小豆の栽培簡単やよ!まいとけばいいんだから!そしたらいちいち相場に左右されんでいいじゃん!」
と言われたことがあったので、
「畑があればね!」
なんて言っていたことを思い出しました。
さっそく知人の農家をやっている人に、小豆を作っている人を聞いてもらい、自分も農協に聞いてみると
「業務用に販売できるほど小豆を栽培されている方は…いらっしゃらないですね…」
即答でした…
また知人からの答えも
「自分とこで使う分しか作ってないって。」
との返事でした。
うーん…残された道は一つ…
高田万十アグリカルチャー化計画!憧れの『自社農園で作った小豆とテボを使用しております』言ってみた~い!
…ちょうど嫁のお母さんが訪ねてきていて
「あっ!お義母さん、実家は農業もされてましたね?」
「そうそうお母さん、田舎に一緒に行ったとき畑で作った小豆でおはぎとか作ってくれたよね!」
義母に聞いてみると
「そうよ!小豆は焼き畑にまくのよ!」
ほら簡単そう!
「お店の使う分を畑を借りてやってみようかと思ってですね!」
希望に満ちて僕の顔は輝いています!(決して消費税より一足早く10パーセントに広がった額が輝いたのではありません)
「まぁ!それは無理でしょ!」
え?何でですか?まくだけでしょ!簡単なんでしょ?苗もの屋さんもまくだけで簡単って言ってたですよ!
「栽培は簡単だけど、収穫が大変なのよ!」
え?収穫収?
「小豆は一つの茎に何個も鞘ができるのよ。でもこれは茶色くなってできてる、これはまだ青いってバラバラだから、稲刈りみたいに刈って下を縛って逆さにつるして全部が茶色くなるまで待つのよ。それを筵の上で叩いて豆を出して、それをゴミが入らないように拾っていくのよ!」
マジですか!
「しかもお店で使う分でしょ?とんでもないわ!それに畑も学校のグランド二個分くらいないとお店の使用分作れないよ!仮にできても、それどう収穫するの?」
…無理です…甘かった。それができないからプロの農家の方も自宅で使う分しか作らないのね…。

長年の付き合いのある信頼できる問屋さんです。問屋さんを信じることといたしました。


 

 - facebook

  関連記事

no image
オリジナルグッズ専用サイトご利用ありがとうございます!

高田万十オリジナルグッズ専用webサイトありがたいことにたくさんの方からご利用い …

no image
久しぶりの仲間たち

今更言うまでもないのですが・・・まさに言わずもがなお袋と仲が悪いんです。 ・・・ …

おさる

子共のころ文章を書くことも勿論、読むことも嫌いでした。 本好きの姉が、児童文学集 …

みっちゃん2

みっちゃんとの出会いは高校一年の初めてのお弁当日だったと記憶しています。 僕の通 …

no image
長らくお休みしておりましたが

お久しぶりでございます! 皆さんもうお忘れかもしれませんが・・・髙田万十三代目で …

お・ふ・く・ろ・が・こ・ろ・ん・だ

ありがたいことに当店はまさに老若男女年齢もそれぞれの世代のお客さんにご来店いただ …

みんな僕が悪いのです

いつも僕の大変くだらない誤字脱字だらけの文章を読んでくださりありがとうございます …

時つぐる鐘

小学生時代、日本一弘法大師像がそびえ立つ今山が僕の遊び場でした。 学校帰りに鳥居 …

no image
YouTube始めました

ご存知とは思いますが、古くてボロいお店です。 残念です…。 ですが、そんなボロい …

あせも

♪毎日毎日ぼくは鉄板の~ ♪前に立ってあせもになっちゃうよ~ みなさんなんだか涼 …